和尚のひとりごと№1244「第九願 神境智通願」
和尚のひとりごと№1244「第九願 神境智通願」
第九願 神境智通願(じんきょうちつうがん)
設我得佛國中人天不得神足於一念頃下至不能超過百千億那由他諸佛國者不取正覺
せつがとくぶつこくちゅうにんでんふとくじんそくおいちねんきょうげしふのうちょうかひゃくせんのくなゆたしょぶっこくしゃふしゅしょうがく
たとい我(われ)、仏を得んに、国の中の人天、神足を得ずして、一念の間において、下、百千億那由他の国を超過すること能わざるに至らば、正覚を取らじ。
【現代語訳】
私が仏となる以上、私の国土に住む人々や天人が、瞬時に自在に移動することができず、瞬く間に、少なくとも、百千億那由他ものみ仏の国々を飛び越えることができないようであるならば、私は仏となるわけにはいかない。
参考文献
現代語訳浄土三部経 (浄土宗出版)
無量寿経 (注解者 阿満利麿 筑摩書房)